非日常から世界の広さを見る

今日は有給をとっていた事をすっかり忘れて出勤してしまった。

出勤してすぐに気付いてそのままとんぼ返りをすることにした。

 

今日は雲ひとつない晴天でとても良い天気だ。

実は以前からずっとやりたいことがあった。

それは休日にあえていつもどおり出勤してみてそのまま散策をする事。

実際やるとなると結局面倒でやれないでいたが、測らずしもそれを実行することができた。

 

出勤中にいつも気になりながらも行った事のない道を散策してみる。

何年も毎日通っている場所なのに角度を変えるだけで全く景色が変わって新鮮な気持ちだ。

 

本来であれば出勤していた平日の昼間に散策するのはなんだか懐かしい気持ちになる。

小学生時の土曜の一斉下校。

面接にいった帰り。

体調が悪く早退した時。

ズル休みをした時。

背徳感と開放感が入り交じったワクワクした気持ちだ。

 

いつも通り抜けさせてもらっている神社も行った事のないエリアへ行ってみる。

違う路線で帰ってみる。

降りた事のない駅に降りてみる。

 

平日の昼間に散策すると気付く事がある。

それはみんな穏やかで暖かいコミュニケーションがあるということだ。

通勤中はみんなが急いでいてイライラしている。

我先にと電車に乗り込んできたり歩いたりぶつかっても一瞥すらしない。

しかし平日の昼間に出会う人達は小さな事でも会釈をしたり、挨拶をしたりしてくれる。

 

家〜職場の往復の毎日を繰り返していると世の中は最悪という気持ちになってくる。

しかしほんの少しいつもと違うことするだけで、

ああ、世の中ってこんなに素敵な事や人で溢れているのだと気付く。

思い詰めているときは視野が狭くなっているときだと気付く。

 

ほんの少しいつもと違う事をするだけで世界は広く輝いてみえる。

それを忘れないようにしたい。

 

 

神社の神様

通勤時にいつも神社を通り抜けさせてもらっている

谷保天満宮というとても立派な神社だ。

境内に踏み入れる際に一礼されているのをよく見かける

私はこの見るのがとても好きだ

地元の人に愛されているのだ、敬われているのだと感じとれるからだ。

 

私はここにいる狛犬さんたちがとても好きで

通り抜ける際は必ず心の中で挨拶をしている。

 

先日、大型の台風がくるとニュースで言われており曇天の日のことだった

いつも通り狛犬さんに挨拶をすると

後ろの木と木の間に白いものが横切ったのが見えた。

境内には鶏が放し飼いされており鶏が見えたのかも知れないとよくよく見てみたが

鶏どころかなにもない。

 

私の微かな記憶では布というより紙を纏っているように見えた。

しかも神社などでしめ縄とともに奉られている紙垂(しで)というものに見えた。

私は直感的に(神様を見たのかも知れない)と思った。

 

どうしても気になりあとで紙垂について調べてみると、

五穀豊穣の為に雨、稲妻をかたどったものという説があるらしいとのことだった。

 

台風・・・。

 

なるほど、台風が来てるからだ。

私はなんだかスッキリした。

私は神様とかを信じるタイプではないのだが、やっぱり神様はいるのかも知れない。

お盆に見る夢

夏休みを3連休とったというのに雨が降り続いている

予定なんて特にないのでいいのだけれど

 

今日はじーちゃんとばーちゃんの夢を見た

電車か車かに乗っていた。お母さんもいた気がする。

じーちゃんはなんか道で寝てた。

起こすとボサボサの頭をかきながら最初寝ぼけていて、

でも気付くと照れくさそうに笑っていた。

みんなで笑った。

それから花畑(と言うよりジャングルみたいなもの)をみんなで見に行った。

大きい花があってなんかこわくない?みたいな話をした。

 

夢から覚めると今日はお盆なんだと気付いた。

お盆にこんなTheお盆みたいな夢見るんだと思った。

でもそれに気付くとじーちゃんとばーちゃんが夢で会いにきてくれたみたいで嬉しかった。

 

もののけ姫

7月3日(金)曇り時々雨

 

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”一生に一度は、映画館でジブリを”

そんなキャッチコピーとともに

風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記

の4タイトルが全国の東宝シネマズにてリバイバル上映されている。

 

4タイトルの中でも特にもののけ姫に関してはずっと映画館で観ることが出来たら…と思っていた。

もののけ姫が公開されたのは1997年。私が11歳の時らしい(想像より大きかった)

こんなに話題作であればジブリ好きな母と観に行っていても良さそうなものだが(おそらく)観に行った記憶はない。

 

もののけ姫は私にとってジブリの中でも(なぜか)特別なポジションにある作品だ。

常に心のどこかで観たいという気持ちは持ちつつもテーマが重めなだけに気軽に観ることができずなんとなく神格化すらしている。

物心ついてから過去のジブリ作品を映画館で体感できたらさぞ感動するだろうと思い続けてきた。

そしてようやくそのチャンスが来たのだ。

 

リバイバル上映が決まった時、おそらくチケットの争奪戦になるであろうと予想していたのだが、

映画は1日3〜4回毎日だいたいの映画館で上映されているためか予想に反してあっさりチケットがとれる状況だった。

どうせなら良い環境で観たいと思い、歌舞伎町にある東宝シネマズのtcx(通常のスクリーンよりかなり大きい)のチケットをとった。

 

感想はとにかく感無量だったとしか言いようがない。

幾度となく観ているのでストーリーはもちろん把握しているのだが、

やはり映画館で観ると入ってくる情報量がDVDなどとは圧倒的に違う。

また、自分自身が大人になって理解力が高くなっているおかげで、

以前までは人間vs自然くらいの構図にしか捉えていなかったのだが、

人間の中でも各々に派閥と思惑があり、自然は自然で派閥があり、

登場人物それぞれの立場や想いが複雑な情報として享受することができた。

 

視聴後は興奮が冷めあらずこのテンションではしごをしたい気分だった。

しかし冷静になって日を改めることにした。

 

明日は千と千尋を観に行く。

 

 

 

 

 

オラファーエリアソン展〜ときに川は橋となる〜

6月16日

この日の為に髪の毛を切った

午前中から行動しようと決めていたがまんまとお昼過ぎに起きた

行くのを延期しようか迷ったが行くことにした

 

いつもは木場公園から行っていたが今日は清澄白河の方から行ってみた

30℃を越す真夏日の良い天気だった

現代美術館に最後に来たのはいつだろう

ギャルソンかチャラヤンが最後だったと思うのだがよく覚えてない

リニューアルされたらしいが全くどこがリニューアルされたのかわからなかった。

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今日は去年からずっと楽しみにしていたオラファーエリアソン展が目的だ

本来であれば3月に開催されるはずだったがCOVID-19の影響で美術館が臨時閉鎖になりこの展覧会も大幅に開催が遅れることになった。

中止になってもおかしくないようなことだがまるまる期間をズラしてくれて関係者各位本当にありがたいと思った。

 

なんといってもオラファーエリアソンは僕の最も好きなアーティストだ。

約13年ほど前に原美術館で彼の個展を観た時以上に衝撃的だったものは私にとって今日までなかったからだ。

 

最初に今回の展覧会の率直な感想を行ってしまうとイマイチだった。

そのひとつの要因が”インスタ映え”だ

この10年ほどで日本でも多くの美術館で写真を撮れるようになった。

またSNSで拡散、宣伝してもらえるように美術館側からそういったものを大々的に宣伝するようになった。

インスタレーション的な作品も増えオシャレでSNS映えする写真を撮りに多くの人が押し寄せる。

作品がつくりだす空間を楽しむというよりはいかにして素敵な写真を撮るかの大会になっており、あちこちでシャッター音が聞こえ、作品に近づき作品とともに被写体となった人達で溢れる。

最悪の光景だ。

しかしこの最悪の光景は美術館側がつくりだしたものなのだ。

私がいくら落胆しようと美術館が望んだことであるのなら受け入れる他ない。

 

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私もこの作品の写真だけを1枚撮った。

この作品はオラファーのインスタグラムで紹介されており観る角度によって偏光ガラスの中でまるで宇宙のビッグバンが起きてるような美しい光景が見れる。

 

正直な事をいうと東京都現代美術館の企画展で良かったと思ったことがない。

企画自体はとても良いものが多い。

普段あまり美術に対して知識や興味がない人でも見に行きたいと思える企画展を多く開催してくれる。

しかしながらいざ来てみるといつも肩すかしを食らう。

ひとつひとつの展示空間が小さく作品数も少なく、それなのに過去作品のパネルや映像展示が多いため、あっという間に観終わって毎回(え?これだけ?)という気持ちになる。

今回の展覧会にもBeautyというミストとライトで人工的に虹をつくり出す作品があるのだが、原美術館で観たときは大きな空間で圧倒的な存在感と印象を醸し出していた作品だったが、

今回は申し訳程度にあったくらいで正直(しょぼ・・・)と思ってしまった

 

作品を観て楽しむというよりもとにかくカメラ音にイライラしたり展示内容のしょぼさにがっかりしてしまった。

とはいえ東京都現代美術館の美術館としての完成度の高さはやはりすごいと思った。

建物自体がとにかく素晴らしいし、公園の中にあるロケーションも最高であり、ミュージアムショップも充実したもので楽しい。

カフェや図書館なども併設してあるのでただぼーっとするだけでもとても良いスペースであるのは間違いない。

 

 

 

 

コロナ

コロナコロナ

はじまりは2月だったか3月だったか世界中が一気に混乱へ

 

緊急事態宣言が発令されて約1ヶ月、今日からまた1ヶ月。

世の中がおかしくなってると感じるけど

なにか変わる時は歪みは必然

世界は価値観を見直してより良い方に変わっていくと信じるしかない

 

おじいちゃん、おばあちゃん

家族を守って。

8月13日(火)晴れ

今日はねーちゃんがたこ焼きを買ってきてくてお昼はたこ焼きを食べた。

そのあと母と姉と陽斗とひなちゃんとでじーとばーの2回目のお墓参りに行った。

はるとも一生懸命お水を汲んだりお水をかけたりするのを手伝ってくれた

2日前にお供えした花がすでに暑さでしおれかけていた

また買いに行かなきゃねと話した。

 

おじいちゃんの親戚のおじいちゃんが顔だけだしに家にいらっしゃった。

帽子を忘れていたので急いで外に出たら

前のおじちゃんの親戚達が総出でお見送りをしていてサマーウォーズみたいだった

 

 

8月14日(水)晴れ

※ ただいま2020年の1月5日

時間を置くと忘れてしまったのでうろ覚えでかく。

 

母がどこかへでかけようと言ってくれて2人でジェラートを食べにいった。

持ち帰りをしたかったがアイスは残っておらず持ち帰りできなかったので

ふたりだけで食べた。

そのあとドライブしようと言って東条湖までいった。

なにをするわけでもなく降りるわけでもなくただ遠回りをしただけだっただが、

母は私が田舎で退屈してるように思い少しでも楽しませてあげたいと思ってのことだったんだろうなというのがわかっていたのでなんだか涙がでそうな気持ちだった。

 

8月15日か16日

大型台風が近づいており新幹線が計画運休に入るとのことだった。

ゆっくりと帰るつもりだったが新神戸からでは新幹線に乗る事ができず

急遽昼頃に高速バスで大阪まで行く事になった。

 

母が車でバス停まで送ってくれた。

バスに乗って発車する時に母が泣くような仕草を手でしたのがバスの座席から見えた。

私達はいつまで経っても母と息子で

おそらくおばあさんとおじいさんになっても今と変わらないんだろうと思った。

まわりから見ると変かも知れない親子関係なのかなと思った。

子離れ出来ない母と親離れできない息子だ。

でも僕はそれでもいいのかなと思った。

私は一生独り身で一生母の息子だから。